2013年08月26日

ファイルServerとプリントServer

ファイル共有サービスとプリンタ共有サービスは企業ネットワークで最もポピュラーなサービスと言えるでしょう。ファイル共有サービスを提供するServerをファイルServer、プリンタ共有サービスを提供するサーバーをプリントサーバーと呼びます。サーバー用のWindowsOSにはファイル共有サービス、プリンタ共有サービスを提供するサーバー用ソフトが標準で装備されています。そのため別途別のソフトを準備する必要もありません。より高機能なソフトや専用のサーバー機を導入することも可能となっています。ファイル共有サービスでは各ユーザーがファイルサーバーにファイルを保存します。他のユーザーは自分が使用するクライアントからのそのファイルにアクセスし、閲覧、変更を行います。これによってファイルの内容をプリントアウトして配らなくても簡単に情報を共有することができます。

企業ネットワークではディレクトリサービスと併用するなどして部門別、クライアント別にアクセス権限を設定し、各クライアントが必要なファイルだけにアクセスできるように管理します。プリンタ共有サービスは複数のクライアントでプリンタを共有するサービスとなっています。クライアントはプリントサーバーを介してプリントサーバーに接続されたプリンタを利用します。クライアントに直接接続されているプリンタを共有するという方法もありますが、プリンタが接続されているクライアントが起動していないプリンタを使うことができません。常時稼動しているプリントサーバーを用意することで、クライアントはいつでも使いたいときプリンタを利用できます。プリントサーバーの場合、サーバー用のコンピュータではなく小型の専用機を利用するケースも多く見られます。小規模ネットワークや家庭のネットワークでの使用を想定した安価なプリントサーバーも販売されています。


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Posted by どうこ〜い at 00:14│Comments(0)ネット基礎知識
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